児童教育実践に
ついての研究助成

第12回研究成果発表会

第12回研究成果発表会

日時:2018年8月11日(土)10:00~
会場:東京コンファレンスセンター・品川

当日は第12回、第11回、第10回合わせて26組の助成対象者がそれぞれ研究成果、研究経過報告を発表し、審査委員の先生方からコメントを頂きました。その後各組ごとにポスターセッションを行い、発表者同士、また現在助成中の第13回助成対象者や審査委員の先生方を交えて、活発な質疑応答・意見交換・情報交換が行われました。
成果発表会終了後には、交流会を開催し、最後に本郷審査委員長より優秀賞3名が発表され、財団常務理事より受賞者に賞状と副賞を贈呈いたしました。

発表者: 

※研究成果報告書(要約)は、各回のページからご覧いただけます。

審査委員: 楠見 孝 京都大学大学院 教授
針生 悦子 東京大学大学院 教授
藤森 裕治 信州大学 教授
本郷 一夫 東北大学大学院 教授 ※
横山 詔一 国立国語研究所 教授
(50音順) ※審査委員長

審査委員長総括コメント


  • 本郷 一夫 審査委員長

  • 皆さん、今日一日ありがとうございました。
    今日の発表を聞いて、また報告書を見させて頂いて感じたことは、ひとつはデータをしっかりと取っている、場合によってはいくつかの研究を行って大量のデータを取る、ということが増えてきたという点で、より充実した研究が出来上がってきている、ということがあります。
    それからもう一つは、特に今年感じたことですが、プレゼンテーションが非常に上手くなった、スライドもそうですが、短い8分間という中で自分たちの研究をプレゼンテーションするという、そんな力が非常についてきたという印象があります。
    「児童教育実践の研究」といったときに、実践研究といわれるような実践も歓迎しますし、実践そのものでなくても児童教育の実践に繋がりうる研究というようなものも含めて実践の研究として捉えて、幅広い研究が出来ることを望んでいます。その点でみなさんの研究はデータを取るという点でも、実践にアプローチをするという点でもそうした研究が増えてきたと思います。全体的にレベルが上がった中から、優秀賞を選ばないといけないということですので、審査委員会にて決定させていただきました。

優秀賞受賞者コメント

※所属・役職は発表時のもの

趙 曌氏 広島大学教育学研究科 大学院生

研究タイトル『外国語児の日本語学習のための絵本・アプリの開発−実際の言語学習メカニズムを踏まえて−』

趙 曌氏 光栄な賞をいただき、すごくうれしく思っております。
私も日本にいる外国人の一人で、いわゆる今日の外国語児という形になります。本研究も自分の元々持っていた疑問や経験から出来上がった、そこが発端となった研究になっています。
今、本当にそういう子どもたちが増えてきていて、学習に困っている子どもたちもいる一方で、私立の中学校を受験するような外国語児も実はたくさんいます。ギャップがすごくありまして、研究者ですとか教育者、人間としてもですが、みんなが平等な教育が受けられる社会になっていけたらいいなと思い、今後も引き続きこうした支援をやっていきたいと思います。本当にありがとうございました。

福島 耕平氏 鈴鹿市教育委員会教育指導課研究グループ 長期研修員

研究タイトル『児童の論理的文章力の育成をめざしたアプリの開発と実践』

福島 耕平氏 このような賞をいただいてありがとうございます。我々のグループ研究は小学校教員3名の現場の教員がやっている研究でして、現場というのは毎日子どもと向き合って課題というのはたくさん見えるのですが、それを研究に結び付けていくのは難しいところがあります。
ただ、三重には三重大学を中心として学習研究会という現場の教員と大学教員が月1回控えている研究会がありまして、そういうところに身を置けたということは現場にいながら研究をするという土壌になったと思っています。研究と一緒に大学とやらせていただくことで、すごく力になったし、現場で子どもたちに返せたなと思っています。ありがとうございました。

藤井 康子氏 大分大学教育学部 准教授

研究タイトル『中学生期における「アートと言葉」をテーマとした教科融合型学習』

藤井 康子氏 このたび、このような賞をいただきまして本当にありがとうございました。
何とか心折れずに今日まで頑張ってこられたことが本当に良かったなと自分自身でもすごく感じております。私が今やらせていただいている研究は、大分県の芸術スポーツ文化振興財団の皆様方や、大分県の教育委員会、津久見市の教育委員会、そして何よりも実践をさせていただいている学校の先生方、子どもたちのおかげと思っております。
本当にありがとうございました。また頑張りたいと思います、よろしくお願いいたします。