博報賞

活動タイトル

地域の中の学校「塩原小中学校」~地域と共に生きる児童生徒の育成を目指して~

那須塩原市立塩原小中学校

日本文化・ふるさと共創教育部門|博報賞| キーワード:栃木県
那須塩原市立塩原小中学校

活動内容

「地域学習」「英語教育」「作文指導」の3つの教育を柱とした継続的な学び

2014年度、施設一体型の小中一貫校として開校し、2017年度には義務教育学校となった塩原小中学校では、「地域学習」「英語教育」「作文指導」の特色ある教育課程を3つの柱として9年間かけて継続的に実践している。
地域学習では、体験活動を通して塩原の自然や歴史、観光、文化を学び、郷土愛や自主性などを育む。1年生から6年生までの主体的な取材活動や調べ学習で得た知識を土台にし、7年生からは塩原のPRパンフレットを作成するほか、行政と意見交換をしながら塩原の課題や将来像をイメージし、9年生には学びの総まとめとして、まちづくりプランを作成する。児童生徒は、発達段階に応じた地域学習の成果を、作文にまとめて新聞に投稿したり、塩原の観光名所を英語で案内したりと、作文指導や英語教育と連携させながら、様々な場で発表している。
また市役所や観光協会、観光施設、伝統芸能保存会など、地域の行政機関や団体との連携を深めることで、子どもたちは活動の幅をより広げている。こうした地域を巻き込んだ取り組みは、地域行事に積極的に参加しようとする児童生徒の意欲向上と共に、地域理解や地域貢献、さらには自己有用感の高まりをもたらしている。

【写真】
JR川口駅での自作塩原PRパンフレットの配布

審査委員より

那須塩原市立塩原小中学校は「地域に根差した生活科・総合的な学習の時間の実践」と「英語教育」「作文指導」を、9年間を見通した地域学習の年間指導計画の中で関連付け、特色ある教育課程として実践している。地域の自然や文化を教育資源として見つめ直し、地域の関係団体と連携を深め、祭りや河川の清掃活動に参加している。ふるさとのよさを積極的にPRし、学んだ英語を生きて働くものとして活用している。地域学習での気付きを新聞に投書してふるさとの伝統や継承の大切さを発信する活動は、校長の丁寧な指導が次の実践につながっている。

プロフィール

那須塩原市立塩原小中学校

【代表者】
丑越 薫

【役 職】
校長

【活動開始時期】
2010年

【団体所在地】
栃木県那須塩原市

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○子どもの人数:74名(小学生43名、中学生31名) ○クラス数:普通8クラス、特別支援2クラス ○指導者数:24名 ○協力者数(ボランティア、保護者等):98名