博報賞

活動タイトル

地域のひと・もの・ことに学ぶ「ふるさと学習」の実践

上田市立清明小学校

教育活性化部門| キーワード:農業/林業/水産業長野県
上田市立清明小学校

活動内容

様々な地域資源について子どもたちが探求活動を通して、ふるさとを大切にしていこうとする態度と心情を培う。
 校区には、様々な歴史的・文化的価値の高い地域や建造物が存在し、そこに暮らす人々の生活も地域に根付く行事や風習を守りながら地域の特性を活かし工夫と変革を重ね今日に至っている。この地に生まれ、今生きているこの地の素晴らしさについてじっくりと腰を落ち着けて体感し、長い年月をかけて先達が築き上げてきた伝統や行事を見つめ直し、自分たちのふるさとのよさを再発見し、先人の知恵に学び、そしてふるさとを心の底から愛し続けることのできる子どもたちの育成は、地域の時代といわれるこれからを見据えたとき、私たち教育に携わる者にとって、必要不可欠な使命であると考える。
 本校では、1年生から6年生までのすべての学年・学級で子どもたちの実態に即しながら子どもの内面からふるさと上田を見つめ、ふるさとに愛着を持ち、ふるさとを誇りに思い、大切にしていく子どもたちの育成を願い、ふるさと学習を全校で立ち上げている。
 1年生は地域の川を探検し、川の役割を調べながら川の魅力を知る「川の学習」。2年生は真田幸村や十勇士について調べ、その魅力に迫る「われら真田十勇士」。3年生はお蚕を飼育しながら命について見つめていく学習「ぼくのわたしのお蚕さん」。4年生は千曲川の風物詩「つけば漁」と関わる人たちとの交流「川とともに生きる・つけば漁」。5年生は米作りを通して農業や他の産業について考える「米作りと農業」。6年生は自分たちの住む街の調査活動で、よさを再発見する「我が街自慢」。また、4年生の福祉学習や6年生が行った交流活動では、地域に出向き、地域の方々との交流を通して施設やそこで過ごす人たちの姿に触れ、障害を持つ人たちが生きがいと喜びを持って暮していける街作りを目指していることを実感しながら、自分たちにできることを考え実践していく姿を見ることができた。

【写真】
育てた「蚕」から紡いだ糸で、行灯作りに挑戦



審査委員より

特色ある教育活動としての「ふるさと学習」は、生活科や総合的な学習の時間を有効に活用した学校独自のカリキュラムである。地域を生かすだけではなく、子どもの学びを中心に据えたカリキュラムのデザインであること、各学年の学びが系統的に整理されていることなどに好ましい独自性がある。ふるさとを大切にする子どもの育成が図られるなど、さらなる成果が期待される。

プロフィール

長野県 上田市立清明小学校(うえだしりつせいめいしょうがっこう)

【創 立】
1959年

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○児童数 : 341名 ○クラス数 : 14 ○指導者数 : 27名