博報賞

活動タイトル

学校図書館をメディアセンターとして活用した学習活動の充実

京都市立錦林小学校

国語・日本語教育部門| キーワード:読む力/読解力京都府
京都市立錦林小学校

活動内容

「学校まるごと図書館」と名付け、学習の場として児童自らが課題を解決し、学び続ける姿を目指す。
 本校では長期にわたり国語科を中心とした教育実践を展開しており、2008年前後から「学校丸ごと図書館」として、どの学年のどの廊下にも複数の書架やブックトラックを配置し、児童がいつでもすぐに必要な資料を手に取れるようにした。2012年度には京都市教育委員会から「豊かな学びリーディングスクール(国語科)」の指定を受け、単元を貫く言語活動を指導計画に明確に位置づけた。2015年度からは、「豊かな学びリーディングスクール(学校図書館の活用を中心とする)」を受け、学校図書館を活用した学習活動をすすめている。また、錦林スタイルとして「毎時間の学習の目当て、1時間の学習の流れを示すこと、伝え合う活動を取入れること、振り返りを行うこと」を取入れている。
 学校図書館をメディアセンターと位置付け、具体的には次のような取組みを実施した。
●専任司書教諭と指導者が連携した学習指導の充実に取組んでいる。
●学校図書館の利用指導を系統的に実施する。
●従来の学校図書館を調べる本を中心とした探究学習を行う第一学校図書館とし、新たに読み物を中心とした読書活動を行う第二学校図書館を新設。第一学校図書館ではパスファインダーやパンフレット・リーフレット、新聞などのスクラップや児童の成果物を配置し、メディアセンターとしての機能を持たせ、学校図書館での授業にも取組んできた。
●児童に対しては、学校図書館を児童が意のままに活用できるように、定期的な利用指導を繰り返した。
●子どもたちのコミュニケーション能力を育成するため、授業の中にグループでの話し合い活動の場を設けたり、学習の見通しが持てるように授業の流れを提示したりすることで子どもたちの主体的な学習につながるように取組んできた。
 本校はまた「21世紀型ICT教育の創造モデル事業」の指定も受けており、ICT機器(タブレット型PCやノートPC)を使った情報収集、情報編集・発信のスキルの育成等、今後の充実も目指していきたい。

【写真】
学校図書館の機能を活用した司書教諭による授業



審査委員より

「学校まるごと図書館」の取組、学校図書館を情報メディアセンターとして位置づけ、質も量も充実させた総合的な学校図書館の活用などが高く評価される。言語活動を充実させた不断の授業改善も進められている。ICT機器の活用については、今後の課題として期待したい。

プロフィール

京都府 京都市立錦林小学校(きょうとしりつきんりんしょうがっこう)

【創 立】
1869年

【学校(団体)規模・活動参加人数】
○児童数 : 503名 ○クラス数 : 19 ○指導者数 : 30名