博報賞

活動タイトル

地域に学び、地域に働きかける、「布佐学習」による心情豊かな子どもの育成

我孫子市立布佐小学校

日本文化理解教育部門| キーワード:地域の活性化/地域との協働・交流千葉県
我孫子市立布佐小学校

活動内容

 豊かな歴史をもつ、布佐。地域の学校として「地域でつながり」「地域で育つ」児童の育成に取組んでいる。
 布佐小学校では中学校区3校で開発に取組んだ「ふさカリキュラム」の研究に先駆け、地域を学ぶ取組みとして「布佐学習」を先行実施していた。
 布佐はその昔、我孫子の中心地ともいえる町。縄文時代から人が住み、河岸の町として栄え、江戸へと続く「生街道」、気象学を始めた布佐小学校出身の「岡田博士」、相島新田開発に尽力された「井上家」、「竹内神社例大祭」等々、誇れる歴史や人物、古くから伝わる行事などが数多くある。布佐に住んでいる子どもたちが地域学習「布佐学習」に取組むことで、自分たちの町に愛着を持ち、先人たちの取組みに誇りを持つ。職員もこの歴史あるすばらしい町の一員として、布佐をさらによくしていきたいと思う児童の育成を願い、活動を開始した。
 低学年では「布佐の町を見たり聞いたりして、地域の良さに気づく活動」に。中学年では「布佐の町の良さや歴史について誇りを持って周りの人たちに伝える活動」、高学年では「布佐の町をつくりあげてきた人々の思いや努力を知り、より良い町づくりに向けて、自分たちにできることを考え実践していく活動」、特別支援学級では「布佐の町に目を向け、今の様子、昔の様子を調べてまとめる活動」に、それぞれ取組んでいる。
 「布佐カルタ」「布佐マップ」「竹内神社の伝説(紙芝居、創作劇)」など地域の情報発信に非常に役立つ成果物もあり、今後も継続的な取組みが期待されている。

【写真】
「布佐カルタ・マップ」のための「まち探検」導入授業



審査委員より

地元の小中学校で開発した「ふさカリキュラム」をさらに発展させ、「布佐学習」として位置づけ、故郷の文化や伝統を伝え、誇りを持った児童の育成を図る教育実践を行っている。小中連携・接続の推進及び総合的な学習の学校カリキュラムとして系統化を総合的に計画した完成度の高い実践は、他校の実践にも応用できる教育活動である。

プロフィール

千葉県 我孫子市(あびこし)
【創 立】
1873年
【学校(団体)規模・活動参加人数】
○児童数 : 287名 ○クラス数 : 14 ○指導者数 : 23名