博報賞

活動タイトル

ふるさとや学校への誇りを育む教育実践の展開~学校の元気は地域の元気!~

宇治市立笠取第二小学校【文部科学大臣奨励賞受賞】

教育活性化部門| キーワード:京都府
宇治市立笠取第二小学校【文部科学大臣奨励賞受賞】

活動内容

 本校区には3つの集落(二尾、池尾、炭山)があるが、学校以外に公的な建物はない。学校はちょうど3つの集落の中心(センター)に建てられている。学校を元気にし、地域を元気にするためには、「開かれた学校」「特色ある学校」にしなければならないと考え、さまざまな「しかけ」をしてきた。それが、具体的な活動内容(10の元気、10の活力、10の感動)である。
①「学校行事は地域の方々と一緒だと100倍楽しい!100倍児童が伸びる!」
②「年に3度も体育館が大食堂になる!そこには家族の団欒を越えて、地域の団欒がある!」
③「であい・ふれあい・めぐりあい100の外部講師の授業で頭も心もかしこく!」
④「体験学習で学習の質を高め、ふるさとへの誇りを育てる!」
⑤「心を育てる数々の道徳的体験活動!」
⑥「地域に伝わる民話・伝説を学校教育に入れる!」
⑦「学校の図書室は地域の図書室!」
⑧「児童や学校、地域のことをたよりやHPで広く知らせたい!」
⑨「児童にとって安全安心な学校・校区は、地域の方々にとっても安全安心である!」
⑩「長期休業中の居場所作りで卒業生の大学生が大活躍!」
 「学校は地域の灯台」と考えて、学校から地域へ光を放とうと児童と教職員が一丸となって取り組んできた。学校を訪ねる方々は必ず「いい学校ですね」「素晴らしい子どもたちですね」というお褒めのことばをくださる。児童の何が素晴らしいのかと考えると、「人が好き」「自然が好き」「学校が好き」これに尽きるような気がしている。「好き」は積極的な学び方、生き方である。好きだから、笑顔でいられ、自分からすすんで関わろうとできる。児童だけでなく、教職員も保護者も地域の方々も皆等しく、「人が好き」「故郷が好き」そして「学校が大切」なのである。これらの感情は、先人が積み上げてきた営みと、そのバトンを引き受けた今の私たちが粛々と築き上げてきたものだと思う。意図的、計画的、継続的そして意欲的な取組があったからこそ、こうした成果をあげられたと思うのである。

【写真】
年3回体育館が大食堂になり、地域の団らんの場に。



審査委員より

「地域の灯台」として信頼される学校をめざして誠実に取り組んだ熱意に満ちた多彩な実践である。教師たちの思いを背景とした手作りのユニークな活動が展開されている。心から「人が好き」「自然が好き」「学校が好き」と言える意欲的な子どもたちの姿が、取組の豊かさを証明している。

プロフィール

京都府 宇治市立笠取第二小学校(うじしりつかさとりだいにしょうがっこう)
【創 立】
1906年
【学校(団体)規模・活動参加人数】
児童・生徒数:23名
クラス数:4(複式学級2含む)
指導者数:7名