博報賞

活動タイトル

日本人としての誇りを持った心豊かな青少年の育成

寒川神社 少年館

日本文化理解教育部門| キーワード:神奈川県
寒川神社 少年館

活動内容

 当館は、寒川神社の緑の神域の中で、小学生を対象に様々な活動を行い、日本人としての誇りを持った心豊かな青少年育成を目指し指導している。学校教育や学習塾とは異なり、伝統文化を中心に据えて独自の科目を取り入れ、日常の挨拶・躾等を大切にして、明るく、楽しくを基本に活動している。
 講座は、茶道・英語・美術・書道・神道入門・剣道・吟道・写真・俳句・音楽の科目を、毎週月曜から土曜の午後3時から5時まで開講している。講座によっては、作品の発表や大会など出場出来る場を求め、目標を掲げて進めることで、勉強とは違う一人ひとりの感性や得意な分野を伸ばすことが出来、その成果が顕著に現れている。自由に表現する面白さを感じ、物を見る確かな眼やことばの理解力を深め、発表する喜びを感じ、積極的・自発的な行動に繋がっている。また、毎月の講座だけでなく、夏休みを利用しての夏季錬成会やお泊り会といった宿泊体験や、春・秋の社会見学など様々な体験の中で高学年が低学年の面倒を見るなど縦割りの班編成による異年齢の交流が成果を挙げ、講師・指導者とのコミニュケーションも図られている。講師は、教育経験者や実業体験者、寒川神社神職により構成され、ボランティア精神をもって指導している。発館して以来35年、これまで継続出来ていることは、当館の活動・環境が広く地域に理解され、経済的にも負担が掛からず、また、子育てを終えた講師や指導者が、経験を踏まえて父兄の相談にも応えられるため安心して預けられることにある。また近年では、共働き世帯や母子家庭の増加により、放課後、子どもたちが有意義かつ安全に過ごせる場としても認知され、今後入館する子どもが増えていくものと予想される。
 これらに対応出来る施設であり続け、様々な体験を通じて子どもたちの可能性を十二分に引き出し、人として基本的な知識を身につけ正しい道へと導き、地域の一役も担いながら邁進して行く所存である。

【写真】
神道入門:少年館ホールにて親子協同による正月注連飾り作製



審査委員より

神社が地域の青少年の啓発活動の社会教育機関であったという原点に帰って、地域性を生かした、学校でも、塾でもできない特色ある教育活動に取り組んでいる。35年という実績ばかりでなく、講座開講、多様な発表機会、多種な課外活動の広範囲な教育活動と併せて、指導者の継続性も図るなど、日本文化の創造という観点で他のモデルとなる啓発的な事業活動である。

プロフィール

神奈川県 寒川神社 少年館(さむかわじんじゃ しょうねんかん)
【創 立】
1977年
【学校(団体)規模・活動参加人数】
児童・生徒数:108名
指導者数:16名