博報賞

活動タイトル

郷土を愛し、活力あるふるさとづくりに子どもたち自らが貢献しようとする活動の展開

中沖キッズ地域もりあげ隊

教育活性化部門| キーワード:鹿児島県
中沖キッズ地域もりあげ隊

活動内容

 過疎化、少子高齢化の進行に伴い、年々地域の活力が低下し、衰退化傾向にあった本地域。
 しかし、いつの時代も子どもは「地域の宝」「地域の希望」である。
 子どもたちが自分たちの生まれ育っているふるさとを盛り上げたいと願い、ふるさとを舞台にした活動を展開していけば、地域住民を元気づけられるであろうと考えた。
 そこで、中沖小学校区に住む小中学生による地域塾「中沖キッズ地域もりあげ隊」を結成し、郷土芸能「中沖棒踊り」の継承活動、地域活性化活動、地域貢献ボランティア活動等を展開していくことにした。
 これらのふるさとを舞台にした体験活動を通して、子どもたちのふるさとへの愛着心や誇りを育み、「世のため人のため役立つ喜び」を味わうことで自尊感情や自己有能感も育みたいと願った。
 郷土芸能の継承活動は、種々の事情から継承が困難な状況に陥っていたが、地域塾結成を機にその中心活動に据えた。異年齢集団で踊る郷土芸能は、ふるさと体験の最たるものと考えたからである。小学校が事務局となり「中沖棒踊り保存会」を結成し、地域ぐるみで郷土芸能を継承していく体制を整えたことで、指導者や保護者の協力が強固となり、発表の機会も広がった。
 地域活性化のためには、イベント企画も必要であると考え、子どもたち主催の夏祭りを企画した。事前の準備、祭り当日の運営、舞台演目の進行、出店活動等のほぼ全てを子ども主体で行い、大人は会場設営等の黒子役に徹した。当地では20年ぶりに復活した祭りとなり、地域住民が数百名も来場。また、テレビや新聞の取材を受けるインパクトあるイベントとなった。子どもたちは、自分たちの力で大きな行事を成し遂げ、地域を元気にすることができたと心から実感できたようであった。
 また、中学生による校区運動会へのボランティア役員としての参加協力活動、ボランティアごみ拾い活動、ボランティア花植え活動、高齢者宅への花苗プレゼント活動、特別養護老人ホームとの交流活動等の活動に自主的に参加する子が多く、ふるさとへの愛着心や貢献意欲が年々高まってきている。

【写真】
子どもたちが主催した「中沖夏祭り」開会のあいさつ



審査委員より

子どもが主体的に活動できる体制づくりや子ども主体の取組が行われ、子どもも地域も活性化している。郷土芸能の指導を中核にして、中学生から小学生への継承が行われている。大人は黒子役に徹する、という基本方針も活動に反映されている。

プロフィール

鹿児島県 中沖キッズ地域もりあげ隊(なかおききっずちいきもりあげたい)
【創 立】
2010年
【学校(団体)規模・活動参加人数】
児童・生徒数:小学生48名、中学生28名
指導者数:10名