博報賞

活動タイトル

ふるさとを愛する心と表現する力をはぐくむ活動~宿根木観光ボランティアガイド活動~

佐渡市立小木中学校

活動内容

小木は17世紀後半に千石船の寄港地となり、宿根木は千石船産業の基地として繁栄した。その時代の集落形態が今日見られる宿根木の町並みであり、重要伝統的建造物群保存地区に認定されている。      
 2004年に選択社会の学習で「地域活性化に向けた実践」としての取り組みが活動のはじまりで、現在は全校生徒から希望者を募り、夏休みの土曜・日曜限定で特設の部活動としてボランティアガイドを実施している。生徒が、誇るべきふるさとを実感して心に深く刻むとともに、豊かな人間関係をはぐくむことをこの活動のねらいとして位置づけている。ガイドは、生徒が2人ペアになり観光客を案内する。観光客が多い日は、半日で6回も案内するグループもあり、案内が終わる頃には観光客と打ち解け名残を惜しむかのように見送る姿も見られる。
 これまで8年間継続できたポイントには、「リピーターやガイド利用客の増加」「地域住民の支援体制の充実」「活動に対する保護者の理解の深まり」「活動が広く認められたことでの意欲の向上」があげられる。そして、活動を通しての子どもの変化などの成果として次の2点があげられる。
 ① ガイド活動を経験することでふるさと宿根木を自慢できると評価する生徒が増加した。「町並みが美しく、歴史や文化がある」「宿根木の人も町並みを守ろうと大切にしている」など、ふるさとに確かな自信と誇りをもつ生徒が増えている。
 ② 目を見て話したり自分なりに工夫したりして説明することができるようになった生徒の割合が多くなった。ガイドを通してコミュニケーションの力がついたと全員の生徒が実感している。
 歴史と文化の島『佐渡』にこれから生きる子どもたちだからこそ、「ふるさとに誇りをもって生きてほしい」そのような体験となってくれることを願い、この活動を継続的に取り組んでいきたい。

【写真】
観光客に、ふるさと宿根木の町並みを説明



審査委員より

部活動としての地元の観光ボランティアに、現在では全校生徒の半数以上が参加するようになり、その活動を通してふるさとに誇りを持つとともに、見知らぬ他者とコミュニケーションをすることで表現力を身につけるなどの、生徒たちの活き活きした成長がみられる。また、地域住民とも一体化した活動へと発展しており、地元の活性化にも貢献している。

プロフィール

佐渡市立小木中学校

団体概要

【創立】
1947年

【団体の規模】
児童・生徒数:81名
クラス数:4
指導者数:10名