博報賞

活動タイトル

障がいのある、あるいは病気を抱えた学生のための大学・社会体験プログラム DO-IT Japan

DO-IT Japan【文部科学大臣奨励賞受賞】

活動内容

DO-IT Japanプログラムは、社会のリーダーとなる資質を持った様々な障がいまたは病気のある児童生徒・高校生を全国から選抜し、彼らの大学進学や就労移行を支援する活動である。各種支援技術の提供と活用支援、インターネットを通じた継続的なメンタリング、サマーキャンプ(大学体験、企業体験、各種の研修や社会参加活動)から構成される3年間のプログラムを中心としている。プログラム終了後も、参加者は先輩として、後輩たちのサポートやアドバイスに関わっている。そのため2007年の開始以降、2011年までにプログラム参加者として選抜された障がいのある学生は59名、インターネットを通じた情報提供により支援を行っている特別聴講生は46名となり、総数は105名になった。このうち33名がすでに大学進学を果たしている。さらに2011年夏からは、読み書き障がいのある小学生を対象としたプログラムも開始し、より早期から将来に向けての学習支援、移行支援の輪を拡げる活動を行っている。
 障がいのある大学生は、日本では全大学生の0.27%であり、米国の約11%、EUでの約3%と比較すると、非常に低い水準に留まっている。障がいのある人もない人も、ともに暮らし、学び、働き、未来を描く多様性に開かれた社会をつくるためには、障がいのある若者というマイノリティ側からも高い教養と多様な社会経験に裏打ちされたリーダーを育てること、そして障がいのある若者の独特の学びや暮らしのニーズに配慮のある社会を皆で整備することが必要である。そこでDO-ITには同じ志を持つ仲間として、東京大学だけではなく、いくつもの企業や団体、そして大学に所属する教員や学生が参加している。DO-IT は「そこに行けば、障がいの種別や有無にかかわらず、同じ社会に生きる仲間として、困難を助け合い、よりよい社会の在り方をともに考え、社会に訴えかけることができる場所」。この活動を通じて、困難があっても将来に夢を描くことができる社会づくりに貢献することを目指している。

【写真】
障がいのある学生たちが大学体験として模擬授業に参加



審査委員より

様々な障がいのある児童生徒に対して、科学技術を活用した、困難を軽減あるいは代替する方法を提供することにより、自ら自信をもって将来への積極的な発展をとげられるよう多様な支援を実施している。また、障がいのある高校生や大学生を対象に次世代のリーダーとなる人材の育成を意図して、大学や企業との協力の中で、国際的な活動も含む、組織的、計画的なプログラムを展開し、実績をあげている。

プロフィール

DO-IT Japan【文部科学大臣奨励賞受賞】

団体概要

【創立】
2007年

【団体の規模】
児童・生徒数:105名(小学生、中学生、高校生、大学生対象)
指導者数:16名