博報賞

活動タイトル

創作ミュージカルが育む新たな人間力と地域力

特定非営利活動法人ZEROキッズ

活動内容

地域の少年少女合唱団とママさんコーラスグループを母体に、「なかのZEROホール開館記念区民参加事業」を経て1994年、「ZEROキッズ」を設立。子どもたちの体験不足から生じる様々な問題に危機感を持った親たちが運営の中心となり、多くのアーティストや教育関係者の協力を得て、子どもたちの「そうぞう(想像・創造)力」を育み、異年齢の仲間づくりから「関係力」を育むことを目的に活動を始めた。やがて活動の進展と共に、子どもたちからの文化発信により、地域や世代を超えて繋ぎあう新たなコミュニティを育むことをミッションとして、2003年にNPOを設立した。
 活動内容としては、①様々なジャンルのワークショップや自然体験から「そうぞう(想像・創造)力」を育む体験活動 ②ミュージカルの創作活動:①により子どもたちが受けた感動やイメージをことばや身体の動きで表出。そこから脚本や歌を作りミュージカル公演という形で他者に伝える次元まで高め、自分たちのメッセージを伝える一連のプロセス。子どもたち自身の「生きたことば」を紡ぎ出す歌や台詞づくりの共同作業から「関係力」をも育む活動。③世代間の交流促進:異年齢の仲間づくりやボランティア活動による交流、卒業生のキャリア支援の機会提供。④地域の子どもの居場所として、「子ども」「まち」「アート」を基軸とした拠点とネットワークづくり。⑤教材開発と普及活動:ミュージカルを教材として楽譜やCDを出版、活動ノウハウをWEB教材として開発、等があげられる。日曜日を中心に、春休み夏休みなどの活動も合わせると年間70日、約400時間を学校や年齢の異なる子どもたちが共にする活動になっている。 子どもたちは長いスパンで活動に関わることが多く、活動によって育った若者たちには、発想力・企画力・コミュニケーション力・表現力・実行力といった「人間力」が確実に身についていることを実感する。活動の中で様々な価値観に出会い、将来の目標や夢をみつけている。また活動の積み重ねと「アート」を核とした多様で多層な人たちの繋がりが、新たな「地域力」を創り出してる。
【写真】演劇ワークショップ風景~みんなでつくる~



審査委員より

「そうぞう力」(想像力・創造力)を育むような体験活動と、そこから得た驚きや感動を表現する活動としての「創作ミュージカル」を通じて、子どもたちのトータルな成長を促していくと同時に、「子ども」「アート」をキーワードとした世代間の交流や地域の拠点ネットワークづくりを目指している。豊かなビジョンとスケールの大きさが際立つ実践活動である。

プロフィール

特定非営利活動法人ZEROキッズ

団体概要

【創立】
1994年

【団体の規模】
会員数:120名(子ども会員45名、応援団(大人)75名)指導者数:45名