博報賞

活動タイトル

総合的な学習「富士山学習」と「富士山学習発表会」

富士山学習研究委員会

教育活性化部門| キーワード:静岡県
富士山学習研究委員会

活動内容

本市では、総合的な学習を「富士山学習」と名付けて、1997年に富士宮市教育委員会学校教育課が「富士山学習研究委員会」を発足させた。
 富士山学習研究委員会では、「総合的な学習」の理論を構築し、具体的な活動を例示し、各校の成果を発信する場として、「富士山学習発表会」を開催している。この発表会で、各校は互いの取り組みを学び合い、次のような成果を得ている。
・学区の特色を生かした自校ならではの研究構想図と年間指導計画をもとに、子どもたちは自らの課
 題を設定し、教師や地域がかかわりながら、探究的な学習に取り組んでいる。
・「富士山学習発表会」は、学校や地域の枠を越え、児童・生徒、保護者、教員、地域の人々、有識
 者、行政関係者等が一堂に会し、子どもたちの取り組みの成果を確認し合う、まさに市民と共に創
 りあげる発表会になっている。
・「富士山学習」を通して、学校と地域が連携する機会が増え、富士山学習に協力してくれる地域の
 人々や有識者などの人材バンクも各校ごとに充実してきている。
・子どもたちが地域の自然、文化や歴史、産業に興味・関心をもち、その学びに、地域の人々や行政
 機関の関係者が協力する機会が増えたことにより、子どもと大人の望ましい人間関係を築く機会に
 もなっている。
・小・中学校時代に「富士山学習」で身に付けた力は、卒業後、高校生や大学生における学習や、自
 分の進路選択に影響を与えたり、社会人になっても生かされたり、役に立ったりしているという事例
 が数多く確認されている。
 以上のような10年間の成果を土台に、さらに2008年度は「富士山学習PART?」として、「学びの過程で身に付けたい力」、「教科とのかかわり」、「地域とのかかわり」、「教師のかかわり」を重点とし、なお一層「学ぶ力」、「生きる力」をはぐくもうと新たにスタートした。

【写真】
ステージ上に各小中学校の代表児童生徒があがり、様々な学習成果を発表



審査委員より

「富士山についてもっと知りたい」という子どもの興味・関心から始まった学習は、「富士山学習」と名付けられ、計画・実践・評価を重ねながら、組織的、継続的でダイナミックな学習となって富士宮市全体に広がっている。その学習は、子どもにとって印象深いものであり、地域への誇りや学びの原体験となって息づいている。

プロフィール

【創立】
1997年

【団体の規模】
・学校数:小学校18校(内分校1)、中学校11校(富士宮市内全小・中学校)
・児童・生徒数:小学校 7,370名、 中学校 3,795名
・指導者数:小学校 381名、 中学校 243名