博報賞

活動タイトル

地域ぐるみの組織「NJA(野原・日豪国際交流活動)」の27年間に亘る取り組み

宍粟市立野原小学校【文部科学大臣奨励賞受賞】

国際文化理解教育部門| キーワード:兵庫県
宍粟市立野原小学校【文部科学大臣奨励賞受賞】

活動内容

本校は、神戸日豪協会の紹介により、1981年にオーストラリア・ブリスベン市のアイアンサイド小学校との交流活動を始めて28年が経過している。この活動は学校を主体としながら、保護者・地域住民によって組織されたNJA(野原日豪親善交流会)の絶大なる支援を得て推進している。
 隔年毎に相互訪問による交流活動を行っており、2007年9月にはアイアンサイド小学校より第14回目の訪日団を受け入れ、本年、2008年7月には第11回目の訪豪を終えた。昨年の訪日団は、児童・教員・保護者66名が来校。地域の多くの方にかかわっていただく4泊5日のホームステイを通して、各ホストファミリーとの交流、学校での授業参加交流やNJA企画によるふれあい行事・夕食会・盆踊りなどのさまざまな体験を中心とした交流活動を実施した。
 本年度は、5年生児童7名、6年生児童7名の14名全員が保護者・教員・NJA会員11名とともにアイアンサイド小学校を訪れ、交流を行った。相互訪問を通して、児童同士にもなじみの顔もあり、有意義な交流が行えた。
 訪豪体験や訪日団の受け入れを通して、言語・人種・文化の違いを自然に受け止め、異文化についての理解と共生の心がはぐくまれ、外国の人々と交流する楽しさや喜びを感じる児童が育っている。また、外国の人に出会っても物怖じせず、コミュニケーションを取ろうとすることができるまでに成長している。これも28年という長い国際交流の成果といえる。
 この活動推進に、英語学習が不可欠であるので、本校では、交流開始当初より、小学生の英語活動の時間を全学年とも設定して取り組んでいる。5・6年生になれば必ず全員が訪豪を体験し、隔年毎に訪日団との交流があるので、児童の英語活動への取り組みは熱心であり、この活動が、英語学習にも好影響を与えている。

【写真】
楽しい福笑い、「Up!Up! Down!Down!」と大盛り上がり!



審査委員より

小規模のへき地校であるが、1981年以来の27年間にわたって、ほぼ毎年オーストラリアの小学校から訪問団を受け入れ、また送り出すという、密度の濃い交流活動を持続的におこなってきた。こうした交流が学校自体の教育活動の軸を作っていることはもちろんだが、ユニークな地域ぐるみの国際交流活動ともなっている。

プロフィール

【創立】
1989年

【団体の規模】
・児童・生徒数:36名
・クラス数:4(複式3・4年 5・6年)
・指導者数:11名