博報賞

活動タイトル

生涯を通して自立し、「働くこと」を通じて自信や充実感を得るための企業と取り組む進路指導システムの構築

京都市立白河総合支援学校

特別支援教育部門| キーワード:京都府
京都市立白河総合支援学校

活動内容

「卒業したら、社会で働きたい。」「自立した社会生活を送ってほしい。」こういった知的障害のある生徒や保護者の願いをかなえるべく、本校はまず地域企業とのパートナーシップを模索しました。そして平成17年より推進しているのが、職業自立支援のための仕組み「総合支援学校デュアルシステム」です。これは、学校教育と企業での長期実習を連動させ、一人ひとりに合わせた支援プランを作り、卒業後も双方の合意に基づき実習先への就職を目指すことができるシステムです。取り組みの結果、企業内での理解が広まり、障害のある人が「働き続ける」ことのできる環境が生まれ、2007年度職業学科第1期生の全員が就職を果たし、真の「職業的自立」――働くことを通して「生活する」、「余暇を楽しむ」、「働く意義持つ」――という夢への一歩を踏み出しました。



審査委員より

障害のある子どもたちにとっては、自立と社会参加が大きな教育的ゴールといえる。そのためには企業就労100%という高い目標へのチャレンジはこれからの特別支援学校のひとつの在り方として大きな夢を与える。企業との支援ネットワークの構築等もユニークであり、長期的な教育支援という意味からも注目される実践である。

プロフィール

【団体の規模】
・児童・生徒数:93名
・クラス数:16
・指導者数:52名

主な著書・論文・文章など

2006年 「企業と共に人材を育てる新たな進路指導システムをめざして」(特別支援教育研究11月号) 日本文化科学社
2007年 「企業と共に人材を育てる新たな進路指導システムをめざして」(働く広場 別冊) 京都府高齢・障害者支援協会