博報賞

活動タイトル

授業名、教室名、行事の歌など学校オリジナルな共通言語・サインを作成し活用するコミュニケーション支援

千葉県立柏特別支援学校

特別支援教育部門| キーワード:千葉県
千葉県立柏特別支援学校

活動内容

知的障害と聴覚障害を併せ持つ児童生徒とのコミュニケーションを深めるため、千葉県立柏特別支援学校があみ出した工夫。それが、手指の形や身振りにより表現しあう「サイン」です。「サイン」は手話を基本としています。そして児童生徒のコミュニケーション手段の一つとして写真や絵カード等に加えて活用しています。この学校が重視したのはサインを学校内だけでなく、家庭や地域にも広め、児童のコミュニケーション環境を整えて行くことでした。具体的には、オリジナルのサイン集を作成し、教職員研修のほか、保護者に対してのサイン学習会や、保護者によるサイン付き読み聞かせの会を行いました。そして学校と家庭が協力して、就学前施設やデイサービスなど地域の機関へと理解の輪を広げています。その結果、聴覚に障害がある子どもだけでなく、音声による言語を理解することが難しかったり、音声表現が難しかったり、といった子どもたちにとっても、理解や表現の手段と場が広がっています。



審査委員より

知的障害特別支援学校で、聴覚障害を併せもつ事例に対し、視覚的サインを活用したコミュニケーション支援を行い成果を上げてきた。学校と保護者が協力してサインへの共通理解を深め、事例だけでなく学校全体、地域でもサインが活用されるようになるなど、子どものニーズに沿ったコミュニケーション手段の作成、共有の努力が高く評価される。

プロフィール

【団体の規模】
■児童・生徒数
・小学部78名
・中学部40名
・高等部89名
■クラス数:49
■指導者数:110名

主な著書・論文・文章など

2000年 小冊子「柏養護学校手話・指文字の図解(初版)」 千葉県立柏養護学校
2004年 「コミュニケーション手段の獲得を目指した取り組み」 (千葉教育2月号)千葉県総合教育センター
2005年 「知的障害と難聴を併せ持つ児童のコミュニケーションについて」千葉県盲聾養護学校教育研究会
2006年 「柏養護学校サイン集 第3版」