博報賞

活動タイトル

独自の教材開発や日本文化教育を充実させた海外日本人児童教育の実践

ロサンゼルス補習授業校 あさひ学園

海外| キーワード:
ロサンゼルス補習授業校 あさひ学園

活動の目標・方針

在米日本人児童に対する日本語力及び日本文化理解の維持・強化

活動内容

近年、子供たちの国語力の格差が、海外子女教育の大きな課題となっている。本学園でも駐在・永住が混在する中で、個々のニーズにあったカリキュラムの編成が理事会で強く求められ、2002年から検討を始め、2004年に新カリキュラムとして国語重点コース、及び日本文化総合学科を導入した。
当初より教材開発や指導方法の工夫・改善を図るために政府派遣教員と直接指導にあたる担当教員が連携しながら、相互の取り組み実践報告会、公開授業等を通して学習内容の充実と教員の意識の高揚を図ってきた。国語の力である4領域1分野に視点を当てた学習内容は、子供たちに「読み」「書き」の喜びを体験させ、読書や辞書を使う習慣が身につき始めている。学習内容に弾力性を持たせ、学習集団の特性を活かす授業の展開は楽しく学ぶことを目標としているが、学習の成果をどのような方法で検証するのかが今後の課題となっている。制度面の見直しとともにカリキュラムが十分理解されるよう、啓発にも努めていきたい。



審査委員より

米国滞在が長期化し、使用言語が英語に移る日本人児童生徒が増えたため、日本語力、日本文化理解の維持・強化が大きな課題となっている。これに対応し、従来から実施してきた「帰国後のスムーズな学習」を目的とした補習コースに加え、独自のカリキュラムで日本文化を総合的に学ぶコースを設け、工夫をこらしたオリジナルな教材を使用するなど、日本語力の向上および日本文化理解に大きな成果をあげている。

プロフィール

ロサンゼルス補習授業校 あさひ学園

団体概要

【創立】
1969年

【団体の規模】
・児童・生徒数 1,145(1,429) ( )内、幼、高含む
・クラス数 74(80) ( )内、幼、高含む
・指導者数 136(142) ( )内、派遣教員含む

主な著書・論文・文章など

2003年~ 「ワークシート集」
2003年~ 「日本文化総合学習(指導案、資料)中学部」
2004年 「漢字学習ノート(上、中、下)」
2004年・2005年 「声に出して読みたい(歌いたい)日本語」
2005年 「漢字博士に挑戦」