博報賞

活動タイトル

小規模校における特別支援体制づくりのモデル的取り組み

熊本市立慶徳小学校

活動の目標・方針

特別な教育的ニーズを有する児童に学校全体で支援体制を組織し、その一人一人の教育的ニーズに応じた教育の創造を図る。
特に支援の判断過程や判断法についての開発を図るとともに支援体制確立の方策を明らかにする。

活動内容

特殊教育から特別支援教育へ制度改革を含め転換が進められている今日、本校は、文部科学省の研究開発学校として、LD、ADHD、高機能自閉症等の特別な教育的ニーズを有する児童に学校全体で支援体制を構築し、その一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の創造を図ってきた。特別支援教育コーディネーターを中心に校内委員会を組織し、児童の必要とする支援を明らかにした。それらの必要な支援を具体的に段階的に考案した「慶徳方式」に基づき研究授業や事例検討を行い最も適した支援を行った。一方で専門家や保護者と連携をする中で、適切で継続的な支援が行われるようになった。結果、児童は意欲的に学習に取り組み、学習理解が進んだ。また、教師は、「一人での対応でなく、全校で支援していけばいい。」という全校支援体制へ意識改革が進んだ。成果は、県内外からの視察研修に応じ、資料提供を行っている。



審査委員より

特殊教育から特別支援教育への転換が全国で進む中、小規模校での多様な支援を見事に組織化した好例である。校内における特別な教育支援の必要な児童への気づきから、さまざまな支援サービスの体制化は「慶徳方式」と称されるが、一人一人の子どものニーズにしっかり応えていくこれからの学校のモデルとしても高く評価される。

プロフィール

熊本市立慶徳小学校

団体概要

【創立】
1874年

【団体の規模】
■児童・生徒数 138
■クラス数 13(通級指導教室5を除く)
・通常の学級 6
・特殊学級:
 知的障害学級 1
 情緒障害学級 1
・院内学級 5
■指導者数 23

主な著書・論文・文章など

2004年 研究開発学校実践報告会資料「通常の学級の学習指導案集」 慶徳小学校
2004年 「授業がつくり出す特別支援教育」(発達の遅れと教育) 日本文化科学社
2004年 「一人一人のニーズに応じる教育」(教職研修) 教育開発研究所
2005年 教育論文「子どもが輝きながら活動する姿を求めて~一人一人のニーズに応じた教育の創造~」 慶徳小学校