博報賞

活動タイトル

言葉の力を付ける「国語教室」の推進による、学校活性化への貢献

伊崎 一夫(兵庫県三田市立ゆりのき台小学校 教諭)【文部科学大臣奨励賞受賞】

活動の目標・方針

・確かで豊かな言葉の学びを実現するための、共感的人間関係と支持的風土を育む国語教室開き
・「伝え合い」「高め合い」「分かち合い」を支える言葉の学びの具体化

活動内容

子どもたちが、確かな国語力をつけるために、数多くの実践を重ね、研究を発表している。その実践のめざすところは、子どもたちが、のびのびと学びながら確かな力を付ける国語教室の創造である。「私の三田-紹介ビデオを作ろう」の実践には、巧みな授業構想力と、その成果が表われている。3年生の国語科の総合的学習であるが、
(1) グループごとに自分たちの町-三田について、地域の人に聞いたり、調べたりしたことをビデオ(仮)にまとめる。
(2) ビデオを新聞にまとめる。
(3) ビデオについて他の人(校長先生、6年生、家族)の意見を聞く。
(4) 協力してくれた人などにお礼状を書く。
(5) 他の意見も取り入れビデオ(本編)を作る。
(6) グループごとの発表を行いまとめを書く。
といった一連の実践には多くの学びの要素が取り入れられており、子どもたちは生きた言葉を学び、達成感を感じながら力を付けているのが分かる。国語教室の活性化は、学校づくりにも大きく貢献している。



審査委員より

学校全体で子供たち自身が伝えあう言葉の力を獲得できる国語科授業の実現に取り組んだ。その独自のカリキュラム開発、校長と連携を図った全教職員との研修、大学等の研究者と共同での教材研究や評価基準の作成、保護者からの評価と協力体制等を構築した。この創造的な学校経営に基づく国語科授業は高く評価できる。

プロフィール

伊崎 一夫(兵庫県三田市立ゆりのき台小学校 教諭)【文部科学大臣奨励賞受賞】

主な著書・論文・文章など

1996年 「21世紀に生きる説明文学習-情報を読み、活かす力を育む」 東京書籍
2002年 「子どもの学びに生きる国語科の授業と評価 5年」 教育出版
2002年 「言葉の学びを創造する国語科学習の展開」「実践国語研究」別冊 明治図書
2003年 「今日から始める絶対評価の基礎・基本」No.1「教職研修」5月増刊号 教育開発研究所