博報賞

活動タイトル

自閉症指導方法の研究及び「専門性マトリックス」による教員の専門性向上

徳島県立国府養護学校

活動の目標・方針

・教育の専門性に付いて具体的レベルで明らかにする。
・教員一人ひとり及び学校全体としての専門性を向上させるための研修システムを構築する
・専門性を組織的、継続的に教育実践に活かす。

活動内容

障害が多様化している中で、それに対応した教員の専門性向上が大きな課題となっている。8年前より急増した自閉症児への対応から始まった取り組みは、大学との共同研究による、最も必要な専門性の洗い出し(知識・技能・態度リストによる「専門性マトリックス」は画期的成果)と自己評価を通した個人目標の設定による、研修システムを確立した。こうした取り組みは、教員の意識改革にも繋がり、校内研修の増加、校外・県外研修への参加の大幅な増加に繋がった。また教員全体の専門性の底上げだけでなく、校内・外の研修で講師ができるエキスパートの育成にも力を入れ、地域のセンター的役割をめざしている。専門性の向上研修は実践にも生かされ効果を上げている。小学部は90%以上が自閉症児であるが、専門家の詳細な指導を受け、多くの指導の工夫がなされた。教材・教具・学習環境については805事例がデータベース化されているなど実践面での専門性も大きく高まっている。



審査委員より

知的障害養護学校として積極的に自閉症児を受け入れ、自閉症児指導の専門性向上のために組織的・継続的に取り組んできた。教育実践において求められる専門性を知識・技能・態度リストという具体的な視点から明確化して、教員の自己評価に基づく研修計画の立案や教育実践に結びつけるなど、専門性向上に目的化した取り組みが評価された。

プロフィール

徳島県立国府養護学校

団体概要

【創立】
1973年

【団体の規模】
・児童・生徒数 227
・クラス数 52
・指導者数 114

主な著書・論文・文章など

2000年 「養護学校における『個別教育計画』の実践に関する調査研究」 徳島県教育委員会
2002年 「自閉症児の支援の在り方~TEACCHのシステムから学ぶ」 徳島県教育委員会
2004年 「平成14・15年度 盲・聾・養護学校の専門性向上推進モデル事業報告書」 徳島県立国府養護学校