博報賞

活動タイトル

LD教育の日本における先駆的実践活動

つくば市立吾妻小学校

活動の目標・方針

児童一人一人のニーズに応じた支援を行うために、全職員が情報を共有しながら校内の支援体制づくりを推進する。

活動内容

1992年に文部省の指定を受け、「学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法」に関する研究を開始した。これは日本におけるLDへの取り組みとして最も早いケースである。実践を進めていく中で、「気になる児童」が年々増えていることが明らかとなり、支援が必要な児童の担任だけの問題とせず、「校内支援委員会」を立ち上げるとともに、学校全体で取り組む体制が確立された。全職員の共通理解を図るため、1. 学年研修において「ケース会議」を実施、学年全体で児童を支援するという意識の高まりとともに、支援方法を検討する有効な情報が収集された。
2. 学年ごとの支援状況を職員会議で報告しあうことにより、全職員が情報を共有し、学校全体の問題として、取り組むしくみができた。
個別支援シート「気になる児童の学習カルテ」作成も合わせ、LDへの取り組みの原型となった。



審査委員より

つくば市立吾妻小学校は、平成4年から学習障害(LD)に関する文部省の研究指定を受け、以来4期8年にわたって先導的な実践研究を積上げてきた。その研究は、新しい特別支援教育の全校的なモデルを提供するとともに、チームティーチングによる具体的支援の有効性を実証する貴重な実践として高く評価される。

プロフィール

つくば市立吾妻小学校

団体概要

【創立】
1979年4月

【学校の規模・活動参加人数】
・児童数 755名
・学級数 25
・教職員数 48名

主な著書・論文・文章など

1992・93年度 「学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に関する調査研究」
1996・97年度 「学習障害児等調査研究報告書」
1998・99年度 「学習障害児等報告書」