博報賞

活動タイトル

知的障害教育における早期教育の先駆的実践

香川県立香川中部養護学校幼稚部【文部科学大臣奨励賞受賞】

活動の目標・方針

校訓
「いきいきと 心豊かに たくましく」

幼稚部の目標
・基本的な生活習慣、態度を育て、健全な心身の調和的発達の基礎を培う。
・豊かな心情や思考力の芽生えを培う。
・遊びや日常の生活活動全般を通して、人や物への興味や関心を培う。
・多様な体験や交流などの活動を通して、集団への参加能力を培う。

活動内容

「21世紀の特殊教育の在り方」では障害児教育のこれからの課題として、「障害幼児への早期からの教育の相談支援体制の充実」が提言されている。
 知的障害養護学校の幼稚部は全国では14校にしか設置されていないが、本校では地域の障害のある幼児とその保護者に対する、きめ細かで専門的な支援・指導によって、その実績が高く評価されている。
 学校創立3年目の1964年に教員のボランティアによって土曜教室が開始された。日曜教室を経て、15年間の幼児教室の実績が認められ、1990年度より幼稚部が2学級設置された。希望者の増加に伴い、2000年度からは3学級15名定員となっている。また、毎週水曜日には地域の障害幼児への教育相談にも取り組み、多くの親子に支援をおこなっている。幼稚部では子どもの成長発達を促すことはもちろんだが、保護者の子ども理解の促進や心理的安定、適切な進路選択への支援も大きな業績である。



審査委員より

香川中部養護学校幼稚部は、1964年以来、知的障害教育における早期教育の先駆的役割を果たしてきた。教育相談活動も含め幼児期の指導について豊富な実践的蓄積があり、「21世紀の特殊教育の在り方(最終報告)」において期待されているセンター的役割、特に早期教育に関わる役割のモデルとなる実績であると高く評価できる。

プロフィール

香川県立香川中部養護学校幼稚部【文部科学大臣奨励賞受賞】(かがわけんりつかがわちゅうぶようごがっこうようちぶ)

【創立】
1961年8月(学校)
1964年4月(幼稚部の前身土曜教室)
1990年4月(幼稚部設定)

【学校(団体)規模・活動参加人数】
■全校:
・児童・生徒数 231名
・教職員数 148名
■幼稚部:
・児童数 15名
・教員数 9名
・幼稚部教育相談児童数(週1回) 16名

主な著書・論文・文章など

1997年 本校の幼稚部の実践発表 特殊教育教育課程研究発表
1999~2001年 〃 特総研 研修会発表
2002年 〃 全国知的障害養護学校長研究大会 分科会発表
2001年 幼稚部における造形指導雑誌「障害児の授業」No.79  明治図書
2001年 幼稚部における早期教育について 雑誌「療育の窓」No.117 全国心身障害福祉財団
毎月 幼稚部だより(保護者向けの通信を発行)